13.所有者が亡くなった場合、車を売るのに何が必要ですか?

 
相続する状況により必要書類は変わりますが、売却には名義変更が必要です。
 
所有者が亡くなったときは相続人が車を相続することになりますが、「誰がどのように相続するのか」で用意する書類が変わってくるので名義変更の手続きは少し複雑です。
 
【相続人が一人しかいない場合】
 相続人が確認できる戸籍謄本
 元の所有者が亡くなったことを確認できる除籍謄本
 相続人の印鑑証明
 車庫証明書(亡くなった方と住所が同じであれば必要なし)
 売却時に必要な書類一式
 
【相続人が複数いるうちの一人が相続する場合】
 相続人全員が確認できる戸籍謄本
 元の所有者が亡くなったことを確認できる除籍謄本
 相続人全員の印鑑証明
 車庫証明書(亡くなった方と住所が同じであれば必要なし)
 遺産分割協議書
 売却時に必要な書類一式
 
【相続人が複数いて、複数の共同名義で相続する場合】
 相続人全員が確認できる戸籍謄本
 元の所有者が亡くなったことを確認できる除籍謄本
 相続人全員の印鑑証明
 車庫証明書(亡くなった方と住所が同じであれば必要なし)
 売却時に必要な書類一式
 

相続した車を売却したり廃車(登録抹消)したりする場合は、一度相続人へ名義変更しなくてはなりません。
また、お店や行政書士事務所など第三者へ手続きを依頼する場合は、委任状に相続人全員の実印を押印する必要があります。相続する際は、必ず弁護士さんを通じて話をされるケースが多いと思います。その際に車をどのように相続するかを相談しておくのが良いと思います。